少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


(そっか。あたし今、この国の大臣さんを騙せたんだ…。)

2人の言葉を聞いて、むくむくと沸き上がる気持ちに、ミミは拳をぎゅっと持ち上げる。

「なんか出来る気がしてきたよ!」

「きゃあその意気ですわー!ミミ様!」

楽しそうにコレットが声をあげたので、少女はその手をとってぶんぶんとふった。

「コレットさんの技術のおかげです!ありがとうございますっ」

「勿体無いお言葉ですわ!でも、有りがたくいただきますけれど、うふふ!」

(出来るかもしれない!こんなあたしでも!)

単純だとは思うけど、これは生まれつきだからしょうがないのだ。

そう3人でわいわいと盛り上がっていると、いつの間にか戻ってきた少年が、ミミの目の前に、どさり!と何かを置いた。