少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


(ひゃあ、今さらドキドキしてきた!)

「わ、わわわわたしやっぱり無理かもしれませんっ」

少女が眉を下げながら振り返ると、青年が焦った顔をしてすがってきた。

「えっそんな!大丈夫ですよ」

「でも今危なかったんですよね!?」

ミミが困ったように尋ねると、横からコレットがお茶を入れながら口を挟む。

「それは大臣の訪問が急すぎたからですわ。式典は5日後ですから、充分準備期間がありますわ。」

落ち着いた口調で言われて、少女も少しだけ落ち着いてきた。

「そうですよ!トマ大臣にバレなかったんですから、大丈夫ですよ〜!」