少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜




あっけなく?終わった大臣の訪問に、少女はぺたりと床にへたりこんだ。

「…………おわった?」

「ギリギリだ!何だよあれ!」

するとすぐ隣にいた少年に怒鳴られて、ミミは肩をすぼめる。

「う……でも、いきなりだったし。」

怖いものを見るように見上げると、少年は微妙な顔をして目をそらした。

「まあ…、怪しまれはしなかったし、まずは良かったんじゃないか。」

そしてミミの頭にぽんと手を置いて、少年は部屋から出ていく。

怒られたのか褒められたのかよく分からないでいると、エドゥアールがにこにこと後ろから声をかけてきた。

「そうですよミミさん、これならきっと本番も大丈夫ですよ!」

その言葉に少女はきょとんとして、それからさあっと青ざめる。

(そうだ、今のはまだまだ序盤で、本番はもっとたくさんの人に見られるのよね…!)