少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


お茶の用意を始めていたコレットは、ミミを振り向いて、にこりと答えてくれる。

「トマ大臣ですか?とっても良い方ですよ。他の大臣の方達とは大違いですわ。」

「…まあトマ大臣なら、中立派だからまだ大丈夫だろ。今見た目はルイスなんだから、自信をもて。」

「え、どういう意味……」

少年の言葉になにか違和感を感じたミミの言葉をきって、ばんと扉が開かれた。

「トマ大臣がいらっしゃいました!」

「わっもうですか!?」

びっくりして扉の方を見た少女は、戻ってきたエドゥアールの後ろから現れた人物に顔を強張らせた。