少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


「大変ですわ。それなら急いで準備いたしますわね!」

コレットが慌てて部屋の外へ駆けていく。

「え…?」

「急だから仕方ない。まずは外見だけでもルイスにしておくぞ。」

少年がそう言うのと同時に扉が再び激しく開けられた。

「戻りましたわっ!」

「うわあ!は、早かったですねコレットさん!」

びっくりして声をあげると、何故かコレットは恥ずかしそうにもじもじとした。

「うふふ、お褒めのお言葉ありがとうございます。」

いや、そういうわけじゃないけど。

戻ってきた彼女の手には、金色に煌めく毛束と、男物の衣裳があった。