少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


いけないいけない、ヘンタイ野郎に見とれちゃうなんて!
…あ、見とれてたんじゃなくて、睨んでたんだけど。

目をつぶってぶんぶんと首をふる少女に、コレットが首を傾げる。

「ミミ様?」

「え?あ…え?」

「ちゃんとしろよ、お前。大臣が後で様子見に来るって言ってたぞ。」

眉を寄せながら少年にそう言われ、ミミの意識ははっきりと覚醒した。

「……えええっ!?」

コレットとエドゥアールも驚いた顔をしている。

そりゃそうでしょう。
…あたしもびっくりだ!

「こ、こんなに早く出番がくるなんて、聞いてないよっ」

「…ごめん。止められなかった。」

バツが悪そうに顔を歪める少年を見て、ミミの横にいたコレットががばっと立ち上がった。