少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜




「――大変申しわけありませんでしたっ!」

「も…もう大丈夫ですよ。それよりも、コレットさん、運んでもらってありがとうございました。」

豪華な天蓋付きのベッドの上にいるミミは、今にも頭を床につけそうな勢いの侍女に、眉を下げた。

「いいえ!全然大丈夫じゃありませんわ!」

くわっと目を開けながら顔を上げた侍女に、ミミはびくっとする。

「話は聞いております。私責任をとって、ミミ様をルイス様にこれでもかってくらいそっくりに仕上げさせていただきますわっ!」

「えっ、そっち?」

少女は顔をひきつらせた。このルイス王子専属の侍女のコレットは、なんだか変な方向にがんばってしまうらしい。

気を失った自分を男逹には任せずに、コレットが部屋まで運んでくれたと聞いたときは、本当にびっくりした。