少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


「エドゥアールは黙っていてください!私は今ルイス様と話しているんです!」

そう言いながらミミの襟首をぐわんぐわんと激しく揺らすので、ぎゅっと首が締まる。

「ぐえっ……」

「おいっコレット手を離せ、そいつ意識が…」

慌てて少年が二人の間に入ってきて、驚いたコレットはミミの頭をゴツンと壁にぶつけてしまった。

「あっ」

「え?あら、リュシリカ様もおかえりなさいませ。…え、手?……きゃあ!」

「…………コレット。」

少年と青年が呆れたように侍女を見つめる。

「………あ!この方、ルイス様じゃありませんわっ」

コレットの腕の中では、フードの取れて現になった亜麻色の髪の少女が、目を回して気を失っていた。