少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


「ふぎゃっ…?」

「ルイス様っ!今までどこにいらっしゃったのですか!」

「え、え?」

「お出かけなさる時は、一言おかけになって下さいと、いつもあれだけ言っていましたのに!皆様どれだけご心配なさっていたことか!」

この侍女は、どうやらミミをルイス王子だと間違えているようだ。

どうしたらいいか分からないでいると、エドゥアールが口を挟んだ。

「コレット、ちょっと待って下さい。その方はルイス王子ではありませんよ。」

えっ、ばらしていいのか。

あっさりと否定をしたエドゥアールをミミが驚いて見ていると、コレットと呼ばれた侍女はきっと青年を睨み返した。