少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜




ミミたちが、廊下の角を曲がったとき、ぱたぱたと駆け足が聞こえてきた。

…ぱたぱたというより、どたどたかもしれない。

見ると、ものすごい形相の侍女がこちらに向かって走って来ていた。

「っ?」

びっくりして見ていると、その侍女はミミに一直線で向かって来る。

「ル、イ、ス様あああ!」

「えっ?」

侍女は、こちらにたどり着くと共に、ミミに飛びついた。