「…………ふおお…。」
高い天井に、広い廊下、
中庭には色とりどりの綺麗な草花たち。
柱や壁には、隅々まで一切手の抜かれていない細かい彫刻が掘ってあり、この国の技術がここに集中していることが伺える。
「あ、ミミ様、こっちですよ。」
あれからお城に着いたミミ逹は、目立たないよう裏門から入った。
裏側だからといって入ってしまうと王宮には変わりないのだから、豪華さにはびっくりする。
ついつい少女がしゃがみこんで見入ってしまっていると、いつのまにか少し先の方に行ってしまっていた青年に声をかけられた。
「わ!はい!ごめんなさいっ」

