少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


(………ん?)

そこで話の流れに違和感を覚え、ミミは口を挟んだ。

「ちょっと待って下さい、決まりって、なにが?」

「だから、おまえにルイスの身代わりをしてもらうんだよ。」

「…………はああっ!?」

すっとんきょうな声を出した少女を見て、少年は眉を寄せて、ためいきをつく。

「さっき城に来てもらう、て言っただろ。話を聞いてて分からなかったのかよ。」

「だ、だ……」

だって、そんなこと…誰が想像つくもんですか。
少女は拳をぎゅっと握って反論する。

「むむ無理です無理ですっ!……ていうかわたし、女なんですけどっ!?王子って、男の子でしょう!?」

「あたりまえだろ。大丈夫、お前ぺったんこだから」

「ぺっ………!?」

さらりと言われた少年の言葉に、ミミは真っ赤になってぱくぱくと口を動かした。