少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


金髪の少年は、ぽかんと口を開けて、なんともなさけない顔をしている。

「……君まさか、キトル家の子?」

「え?」

「あ、違うのか。じゃあ、従姉妹かはとこか…?いやでも、」

「ちょちょっと待って下さい!さっきから、一体何を言ってるんですか」

少年がそのまま考える体勢に入ったので、ミミはあわてて口をはさむ。

「あー……。」

すると、少年は少しだけばつの悪そうな顔をして――少女にとってとんでもない事を吐き出した。


「…ごめん。君がその、知人の…男の子にそっくりだったから」

「――おおお男の子!?」