少女王子さま 〜田舎娘に小鳥のワルツを〜


「いっ…おまえ!やめろ!碧騎士がくるだろ」

「くるだろって…あんたも騎士でしょうっ!?」

それなのにこんなことしていいと思ってるのかー!と叫ぶと、さすがに少年は違和感を感じたらしい。

「……?なに言ってんだ、おまえ」

ミミの言葉に少年はかたちのいい眉をひそめた。
そして――、

「あれ……?」

少年は少女の顔をまじまじと見た。
そして髪の色を見て、体を見て、それからつかんでいる腕の感覚を確かめる。

「お、女の子?」

「はっ?」