「ていうかよく分かったな、あれが王都の騎士だって。ミミってそういうの詳しかったっけ?」
「ううん、そんなんじゃないけど…。」
だって、騎士なんて、そんなめったに見られるものじゃない。
村の女の子たちが噂しているのをちょっと聞いたけど、国を守るこの碧の騎士団は、近隣諸国ではずば抜けた強さを持っているらしい。
「…すごいなあ。」
それにあの真ん中にいる人なんか、すごく綺麗な金髪だし、遠くで見ても分かるくらい、整った顔――…。
少女がぼーっと金の髪を見ていると、少年がふとこちらを向いた。
碧色の瞳が少女を捕らえる。
ばちっと目が合ってしまった。

