「…第一王子か第二王子どちらにつくがで、将来の自分達の地位が大きく変わってくるからです。お二人が仲良くしているよりは、お互いを追い詰めて、どちらかを蹴落としてしまった方がいいと考えてのことでしょう。」
「けおとす…」
「大体は第一王子であるリュシリカ様が王位継承第一位であります。しかしそれを良く思わない者たちは、この事件の犯人をマリア様に仕立てあげることで、リュシリカ様の即位を阻もうとしたのです。」
「な、なにそれっ?」
「そしてそのうち、リュシリカ王子を即位させたがっている人々と、ルイス王子を即位させたい人々に城は別れてしまいました。…いえ元から別れてはいたのですが、今回の事件ではっきりと。ーーそれぞれ王子の目の色から、リュシリカ王子派は碧派。ルイス王子派は緑派と呼ばれるようになったのです。」
「あ…だから碧の騎士団なんですね。」
納得しながらもミミは、小さな違和感を覚える。
諸国に名を馳せるほどの碧騎士団に反して、緑の騎士団というのは今初めて聞いたのだ。
それはただ田舎者のミミまで届かなかっただけか、緑の騎士団の実力の差なのか、それとも他の意味があるのかーー。

