私に対応してくれた看護婦と、透の容体急変を知らせた看護婦二人の後を追う。 走っても 走っても 身体が前に進んでいる気がしない。 意識全体がスローモーションになっているようだ。 もどかしさの中で、絡まりそうになる足を必死で動かし、看護婦たちの後を追う。 静かな廊下に、私たちの荒い息と バタバタ…と駆け抜ける足音だけが響いていた。