女子DEATHヒーロー

「じゃ、行ってくる」
 女は度胸!あたしフードをかぶると、ドアを出ようとした。出ようとしたら、ドアが開いた。あれ、オートロックじゃなかった?希夜さんの部屋一人部屋なのに。

「絢灯ちゃーん、お迎えだよー」
「さっさと行くぞ」
 入って来たのは央太と佐々木の二人。なんで2人が!
「な、なんで!?」

「こいつらも風紀委員だ」
 拓兄の言葉にため息をてく央太とニッコニコしながら頷く佐々木。佐々木……殴りたい。

「央太はいいとして、何で佐々木?!」
「なんで央太君はいいのに俺はダメなの?」
 央太と佐々木じゃ全然違うじゃん。央太は犬だし。まぁ、佐々木も喧嘩強いっぽいけど……。
 っていうか、あれ?喧嘩しなきゃいけないの?

「まぁまぁ。じゃ、行こうかー」
 佐々木に引っ張られながら色々考えてみる。待って、あたしって喧嘩は卒業したつもりだけど。
「ちょ、あたし……」
「絢、わかってるだろ」
 ああ、あたしはこの拓兄の笑顔に弱いんだ。魔王みたいな笑顔に。
 前までこれのおかげで逆らえなかったから、一人で集団と喧嘩したりしてた。恐いったらないよね!
「行ってきます!」

 あたしは速攻部屋を出て走り出した。