女子DEATHヒーロー

 遠ざかるあたしを不思議そうにみながら、那奈は親衛隊の人たちの方に歩いていく。
 あー助かった。逃げよう。

 あたしが安堵していると、誰かがあたしの腕を引いて走り出した。
 あたしの腕を引くのは……生徒会長!?

 ちょ、ちょっと待って!何で生徒会長!葉月センパイとの戦いは!?
 チラッと後ろを見ると、葉月センパイは誰か他の人とにらみ合っていた。

 ねぇ、あたしは何故連れてかれてるの?

「あ、あの!センパイ!」
 あたしが声をかけると、センパイは止まってくれた。かなり走ったけどね。
 ……生徒会長すごい。かなり走ったのに呼吸が乱れてない。
 やるなぁ。

「鈴木さん、久しぶりだね」
「…………まぁ、久しぶりと言えば久しぶりかもしれませんけど」
 久しぶりじゃない気がするけど。

 はっ!なんか……イヤな感じがする。
「死神の君がこんなとこに来るなんて。この学校を変えるために?」
 ……あはっ。今なんて?


 死神だなんて聞こえなーい。