女子DEATHヒーロー

 呼び出されて何日かたった日。授業が終わって部屋に戻ったあたしは央太の部屋にいた。

 央太の部屋は何気に綺麗だ。さすがA型。

「……そういえば、この前生徒会長とヤン長に呼び出されたんだけど」
「は!?何したんだよ」

 央太があたしのために取りに行ったミルクティーを一口飲んで言った。あたしの為に央太が買い置きしてくれてるあたしのミルクティーを。
 あたしは央太をパコーンと持ってた教科書で叩くとベッドに座った。ついでにミルクティーをふんだくって。

 あたしのミルクティー!

「分かんない。なんか、あたしだけらしくて。正解には3人らしいけど」
「ああ、あれか」

 あたしはミルクティーを一口飲むと寝転がる。央太が飲んだからってあたしは気にしない。だって、央太だし。

「でも、おまえ誘われてねぇじゃん」
「まーね」

 誘われてないのにいきなりボス登場なんて……おかしくない?誘われてないんだから入らないじゃん。

「なんか悲しくね?」
「うっさい」

 央太の枕元にあるネコのぬいぐるみを掴むと、投げた。央太には似合わない代物だよ、これ。

「ヤン長にあれから結構会ってるけど……」

 そうなんだよね……葉月センパイと結構会うんだよ。ついでに、生徒会長も。逃げるけど!
 あのときはどっちに着くか言われただけだもんね……。こんな暗くて胡散臭い奴はいらない、みたいな?
 同室でヤン長に着くとか……っていうか、その制度が嫌だ。

「いいだろ、今のままで」
「まぁね。でも、若干ボロでてるし」

 拓兄とか佐々木のせいで。
 拓兄はあたしと他人になるって言ったのに。佐々木は……誰に対してもあんなんだけど、あたしを怒らせるからダメ。怒らないなんて無理。

「あれ?そう言えば佐々木は?」
 壁の方を向いて寝転がってたあたしは、ドアの方を見た。
 居なくてもいいんだけど。居ない方が何かと楽だし。

「女のとこだろ。……絢灯、スカートの中見える」
 央太はそう言ってため息をつくと、上着をあたしにかけた。スカートがめくれてたらしい。スカート長いのに。