女子DEATHヒーロー

「あ、あの……メガネ、返して貰ってもいいかな……?」

 首を傾げながら言う委員長。……か、可愛すぎる!あたしのアイドルだ、委員長!
「じゃ!萌えを探す旅に出てくる!」
 紗梨はそういうと、走って消えた。
 話も付いたし……よかった。紗梨が当日にしっかり守ってくれることを祈ろう。

 守らなかったら……分からず屋な紗梨に天誅を下す!

「あたし達も戻りましょうか」
 ここにいる用事もないし、戻ろう。

 央太のとこに戻ると、何か足りないのに気付いた。さっきから居ない何か。

「佐々木が居ない気がする」
「ああ、そう言えばそうだな」
 今まで気付かなかった……。いっつもなら引っ付いてるのにおかしい。ウルサくないから良いけどさ。
 捜すのも面倒くさいからやめとこ。

「あ、そう言えば部屋割りはみたの?」
「部屋割り?」
 すっかり忘れてた。まさか寮の部屋メンバーなハズはないから、クラスの女子と一緒なんだろうなぁってバスでワクワクしてたのに。
 お泊まりで女子トークなんて素敵すぎる!
 ……女子トークしきれなさそうなあたしだけど。聞くだけも楽しみ。


「風紀委員はみんな部屋一緒らしいよ?」
 頭にずっしりと感じると同時に佐々木の声。
 葉月センパイに続いて佐々木にまで背後をとられた……ショック。
 それより、内容がショック!
「一緒ってどういうことだ?」
「風紀委員は鬼ごっこで逃げ役だからって配慮らしいよ?」
 そんな配慮いらないし……ってか、女のあたしもコイツ等と同室ってこと?

「あたし一応女だけど」
「今更だろ」
「……死ね」
 一応、央太を殴ってみた。今更なんてあたしだって知ってるし。でも、寮は一応私室あるじゃん?
 でも、旅館って明らか個室ないじゃんか!雑魚寝じゃん!

「大丈夫だよー。誰も絢灯ちゃんを襲ったりしないから☆」
「あんたが一番信用ならないんだけど」

 襲ったりしないっていいながら、腰に手を回すヤツなんか信じられん。