女子DEATHヒーロー

 葉月センパイ一行が来たら……考えた作戦ダメだ。人数が一気に増えるもんなぁ。

 どーするかなぁ。

「あっ!分かった!」
「なんだ?」
「委員長に早めに捕まって貰えばいいんじゃん」

 誰か信頼できる人に捕まえてもらえば誰も追いかけられないし。
 捕って一緒にいてもらえばいいんだ。
「誰に捕まえてもらうんだ?」
 それが問題。風紀委員のメンバーしか信頼できる男が居ない。兄2人はムリだし……。

 そうなると……。

「委員長を守れて信頼できるのは……」

 男で信頼出来るのが居なければ、女の子に頼るしかない。
 那奈は葉月センパイチームだし、か弱いからムリ。

 となると……アレしか居ないんだよね。
 ただ、ずーっと委員長の側に居てくれるか不安だけど。

「あーやーひー!」

 噂をすれば現れた。変人紗梨。

 紗梨は信頼出来る。変人だけど。それに、この学園でセフレになってないのに大丈夫な程の力は持ってる。
 男を追い返す妄想変態力だけじゃなくて、逃げ足も早いし護身術だって身につけてる。


「あ、おうちゃんもまだ一緒にいる。相変わらず金魚のフンー」
「うるせぇ!」

 紗梨と央太って面白いんだよね……。

「紗梨、ちょっと頼みがあるんだけど」
「絢灯が珍しい!」
 紗梨にはあんまり頼み事しないもんなぁ。なんか面倒そうだから。見返りが必要だし。

 友達なはずなんだけど。世の中ギブアンドテイクが紗梨の基本らしい。
 そんなのあたしは分かってるからちゃんと考えてある。

「この頼み聞いてくれたら……一つのあんたにとって良い情報と、風紀委員の誰かを好きにしていいけど……どうする?」

 急だからモノはあげられないけど、情報と犠牲をあげられる。