女子DEATHヒーロー

 葉月センパイ居るって事は、あの団体も居るって事か。

「那奈さん!」


 あー杏南さん達御一行登場。

「そんな野蛮人と話なんかしないで哉様のところへ行きましょう」
 相変わらずの嫌み炸裂具合に腹が立つ通り過ぎて感心する。言われすぎて全然普通の言葉に聞こえてきたような……。

 あれ?あたしマゾ?や、嬉しくないから違うか。

「杏南さん……」

 今日くらい言い返そうかなぁ。ちょっと面白そう。
 いっつも呆れて言葉が出ないんだよね……。

 今日はちょっと腹立たしい気分だから言い返せそう。

「お久しぶりです、ヤン長のセフ……親衛隊の杏南さん?」
「今何て言いましたの?」

 セフレって言われるのはイヤなんだってさ。……間違ってないのに。

「いいえ?……今日はどなたがヤン長と夜を一緒に過ごすんですか?やっぱり杏南さん?」

 や、知りたくないけど。多分、違うだろうなぁと思ってのイヤミ。

 あたしってば性格悪い。

「な……何をっ」
「ちょっとあんた!哉様に気にいられてるからって生意気よ!」

 花さんも相変わらずだなぁ。
 生意気過ぎて可愛いや。

 あー次は何言って遊ぼうかなぁ。杏南さんに質問責めしてみようかなぁ。
 花さんでも良いかなぁ。

「絢、悪い顔してるぞ」
「ああ、ごめん。悪いこと考えてたから」

 杏南さんたちを見ると後ずさりした。……そんなにコワい顔してた?
 

「絢灯」

 後ろから声がしたと思うと、抱き締められた。それはもうキツく。

 抱きしめられたを通り越して羽交い締めにされた。

 ときめき要素皆無な感じ。