「んーーっ!」


よく寝たなぁ…。


っ…て…腰いたぁ。


保健室行けばよかったなぁ。


自分のクラスに戻る。


「おっそーい!もう!早く帰ろ〜」


「おぉ!由理子か、へいへーい。いまいく」


由理子が扉の前で止まった。


「ぶっ!!!!突然止まんないでよ」

私は鼻を押さえる。


「ごめん!鈴木氏と帰るんだったね」


「え!!?」


「ごめん!帰るねぇ」


「まって!まって!」


「恥ずかしがんなよ」


「恥ずかしがってない!!!」


「じゃあ一緒に帰れ!!!」


「いやっ!!!!…あっ…」



「美森さん……」


…私たちの会話きいてた…?


「…………すず…きくん」


「美森さんは、僕と一緒に……帰りたく…ない…んです…ね」


ドキン


「ちがっ!!そう…待って!」


鈴木くんは黙って行ってしまった。


「鈴木くんっ!!!!」


私…鈴木くんの事…傷つけた。


最低だ。