―――――――――
――――――
――‥…


目を開けると、俺は見慣れたファミレスの小綺麗な椅子に腰掛けていた


周りを見れば、小さな机を引っ付けてそれを囲むようにしてシン、ナツ、ヒロと

…アイツが座っていた



どういうことだ?

訳が分からずただ呆然とみんなのやりとりを聞いていた



「うーん…僕は明るくて可愛い曲がいいな♪」

「ナツいっつもそればっかり。俺は断然しっとりバラード系」


「そう言うヒロだって毎回その台詞聞くし!!じゃあラップに挑戦してみよーよ♪」

「くだらん争いはやめろιそれに、俺とキラが歌うことをふまえて発言をしろ」

呆れたように溜め息をつくシン、でも顔は笑っていた



嗚呼…そっか

今日はみんなで新曲を作ろうってシンが言って集まったんだっけ




「ハハッ…カズはどう思う?」


懐かしいキラの顔…

彼女は俺に太陽のような眩しい笑顔を向けて問い掛けてきた