「よかったな。カッコイイ男がたくさんいて」 「あ、別にそういう意味じゃなくて……」 確かにピザを配達してくれるお兄さんはカッコいいけど、ただそれだけのこと。 もちろん、あたしが世界一カッコイイと思ってるのは小野君で。 「別にお前が誰をカッコイイと思おうが、俺には関係ないけど」 あ~……小野君を怒らせちゃったかも。 せっかく和やかに小野君とお喋りしてたのに、これじゃ台無しだ。