「今日はバイトないの?」 「毎日あるわけないだろ」 素っ気ない小野君の態度はもう慣れっこ。 それよりも、バイトが休みの日にあたしを誘ってくれたことが堪らなく嬉しかった。 「そういえば、小野君って何のバイトしてるの?」 今まで聞こう聞こうと思っていたのに、タイミングを逃してしまっていた。