「送ってくれて、ありがとう!!」 家の前に着き、バイクから降りてペコリと頭を下げる。 あ~あ……もう着いちゃったのか。 家まで距離があれば小野君ともっと一緒にいられたのにな。 小野君から腕を離した瞬間、小野君の熱が体からスッと消えてたまらなく寂しくなった。