しかも、「来年も」って言ってたよね? っていうことは……。 「また一緒に夏祭りに行ってくれるの?」 「お前は俺の女だろ」 当たり前のようにそう言い放つ小野君に胸がいっぱいになる。 嬉しくて思わずニヤけるあたしを小野君は冷ややかな目で見つめた。 そして、 「お前のその顔、最高に気持ち悪いな」 小野君はいかにも嫌そうにそう言い放つ。