時計の針が0時を回り、小野君とあたしは揃ってベッドに滑り込んだ。 「小野君、背中向けて寝ちゃ寂しいよ……」 小野君の肩をポンポンっと叩くと小野君は首だけ動かしてこっちを見た。 鬼のような形相で。 「お前さ、俺をどんだけ生殺しにしたいんだよ」 小野君だって必死で我慢してくれているんだ。 それを分かっていてまだ小野君の近くにいたいと思うあたしは自分勝手だ。 「そうだよね。ごめん……」 呟くように謝ると、小野君はくるっと体をこちらに向けて大きな腕であたしの体を包み込んだ。