「震えてる女を無理矢理抱くほど飢えてないから。俺の気が変わらないうちに早く寝ろ」 「……小野君……」 あたし……小野君を傷付けた? 自分からラブホテルに誘い「小野君ならいい」と言っておきながら、あたしは心の隅でそういう行為を受け入れられていなかった。 きっとそんなあたしの気持ちを小野君は察したんだろう。 「小野君……あたし……」 「別にお前を責めたりしない」 その後、「ただ……」と繋げた小野君にあたしはゴクリと生唾を飲み込みその言葉を待った。