王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~


小野君があたしを選んでくれたことは素直に嬉しい。


だけど、リカコちゃんの最後の言葉は少しだけ傷付いた。


「不細工」って人前で言われて、恥ずかしさと悔しさのダブルパンチだ。


いくら頭にきてたからって、言っていいことと悪いことってあるのにさ。




「帰るぞ」


小野君はそんなリカコちゃんの言葉を完全に無視してあたしの手を引っ張った。


そして、教室から出る寸前、突然振り返った。



「あんたさ、鏡見た?歯にでっかい青のりくっ付いてるぞ?」


小野君の言葉に、教室に残っていたクラスメイト達がリカコちゃんを見て吹き出す。


当のリカコちゃんは顔を真っ赤にして口を押さえたまま、教室から逃げるように飛びだした。