そういえば、学校以外で小野君と一緒にいるのは初めてだった。 一緒に帰ったのも、小野君に腕を掴まれたのも、こうやって夜道を歩いていられるのも、耳元で囁かれたのも初めて。 今日は小野君との初めて尽くしの一日だ。 「もうアイスなんて買うな」 「……うん、分かった……」 これはきっと夜遅くにアイスを買いに行くなってことだよね? アイスを買うことはダメじゃないんだよね? ぼんやりとそんなことを考えていると、突然肩を掴まれて小野君の方に引き寄せられた。