「可愛いな」 ……ううん、それはないな。絶対にない。 「似合わない」 ……あ、これはありえる。 小野君は何の反応も示さない。 それが妥当な線かも。 そう考えると気合を入れてオシャレをしてきた自分が急に恥ずかしくなって、あたしは頬を両手で覆った。