夜遅く出歩くなという小野君との約束を破り、コンビニに行った日。 確かにあたしはケン兄にアイスを買いに行かされた。 「お前の事情なんて知らねぇよ」 小野君はあたしの話を聞いていないと思っていた。 でも冷たい言葉で突っぱねながらも、ちゃんと覚えていてくれたんだ。