「ハァ?何が楽しくて俺がお前の誕生日を祝う必要があるんだよ。つーか、アユも高校生なんだし彼氏に祝ってもらえばいいだろ。でもまぁ、お前を好きになるモノ好きはいないか」
このマザコン男め……。
頭にカーッと血が上ったあたしは大声で叫んだ。
「……いる。あたし、彼氏いるから!!」
「ハァ?お前に彼氏?バカも休み休み言え」
ケン兄はフンッと鼻で笑う。
「だーかーら、いるの!同じクラスに!!」
「はいはい。そうですか。そいつの顔が見てみたいわ」
ケン兄はあたしが嘘をついてると思ってる。
あたしは頬を思いっきり膨らませた。



