彰人君の話を聞いた時、本当に嬉しかった。 その話を信じて自分が小野君に大切にされていると勘違いしただけ。 あたしの体調をいち早く察知して、パンをくれたのは小野君の気まぐれ。 抱きしめてくれたのも、手を繋いでくれたのも、キスをしてくれたのも。 小野君にとってそれは何の意味も持たなかった。