「俺達の周りのダチって一通り女遊びしてたし、目が肥えてんの。そこらの女には魅力を感じなくなってるわけ。だからこそ、壱星はアユちゃんを紹介しなかったんだろうな」 「ん……何かよく分かんない」 「アユちゃんって悠介に会ったことあるでしょ。頭にライン入れてる奴」 「……あ、うん。二回あるよ」 あの男の子はかなりインパクトがあった。 コンビニの前で一回。 それと小野君と一緒に帰っている時に一回。 あたしが言葉を発する度に彼は笑い転げた。 忘れたくても彼の楽しそうな笑い声が頭に張りついている。