あたしと斎藤君の間にはもう何のわだかまりもない。 あの手紙に恐怖を感じていたのは確かだけど、斎藤君を責める気にはならなかった。 昔から平和主義者のあたしは事を大きくするのも、人と揉めるのも苦手だった。 「じゃあまたね?」 「……今まで、本当にすみませんでした」 話が一区切りしてそろそろ教室に戻ろうと思っていた時、突然斎藤君の顔が青ざめた。