「あの……姫川先輩……」 「ん?何かな?」 急にモジモジとし始めた男の子に首を傾げると、男の子は消え入りそうなほど小さな声で呟いた。 「僕の手紙……読んでくれましたか?」 僕の手紙……?男の子から手紙をもらった覚えはない。 「……手紙?もしかして……君が……」 「はい。先輩に少しでも近付きたくて……でも迷惑でしたよね……。すいません」 男の子は今にも泣き出してしまいそうな位弱々しい口調でそう言った。