「小野君、あたし……」 そう言いかけた瞬間、小野君と視線が熱く絡み合った。 目を瞑るのを忘れてしまうくらい唐突に訪れたキス。 わずかに触れた小野君の温かい唇はすぐにあたしから離れた。 「あいつが何て言おうが、お前は俺のものだから」 そう言い残すと小野君はあたしの頭をポンッと叩き、屋上から出て行った。