一度深く息を吐きあたしは意を決してメールを開いた。 【昼休み屋上に来い】 メールを食い入るように見つめていると、どっと疲れが溜まった。 屋上で何を言われるんだろう。 再び振り返ると、小野君は既に机に伏せていた。 どんな顔をしているのかもう分からない。 混乱しながらも、【うん。分かった】そう返信して、昼休みを待った。