「お前らが邪魔で俺が通れねぇだろ」 「……お、小野君!」 大好きな小野君の背中を至近距離で見ることが出来て朝から少しだけハッピーな気持ちになっちゃった。 だけど、今は喜んでいる状況じゃない。 何故か小野君の背中からは怒りのオーラが漂っていて。 低血圧な小野君は朝が苦手で、午前中はいつも機嫌が悪い。