小野君につれられてやってきたのは、先輩のお父さんが経営しているというラーメン屋さん。 そこの店自慢の醤油ラーメンをすすりながら、小野君と店主の話を耳を大にして聞く。 「小野の彼女か?」 「どうなんすかね」 「違うのか?」 カウンターを挟んで話す小野君と店主の会話。 違くないですよ。あたしは小野君の彼女です!! 心の中でそうつっこんでみる。 本当は大声でそう主張したいけど、してしまったら絶対小野君に睨まれる。 ここは大人しくしているに限る。