溜め息をつきながら、公園へと向かう。

あたしを見つけたアヤが「こっちこっち」と手招きする。
周りを見るとまだ、彼女は来ていないみたい。

「まりや、遅い〜」
「…ごめんね」
明らかに酒くさいアヤと、その仲間たち。
あたしはお酒なんて飲めないから、いつも介抱係り。

「…ナナちゃんっていつ来るの?」
「さぁ〜…いつか来んじゃね♪」