「今のは忘れろ」 「・・・うん」 今のは忘れたほうがいいんだよね? バンッ! おもいっきり屋上の扉が開いた。 すごい音で扉のほうに目を向ける。 「・・・!?」 そこには息を切らしながら銀色の髪を少しだけ乱した爽がいた。 私はビックリして口を開いたままになっていた。 爽と純がなにか話しているけど驚きすぎて聞こえない。 なんで爽が今ここに? 中等部にいるんじゃないの? なんか意味がわからないことだらけだよ。