けど、すぐに爽や智喜君や純が来てくれた。
後のことはよく覚えていない。
みんなにありがとうって言ったらそこで意識を失った。



目が覚めるとベッドに寝かされていて傍には爽がいた。
爽も疲れたのかぐっすり寝ていてとても可愛いかった。



爽・・・ありがとう。
爽がいてくれなかったら私は多分泣いていたと思う。



爽が愛おしい。
爽を見ると胸がジーンってなる。
わかったんだ。
この気持ちがなにかって。



“恋“だったんだね。
私、爽が好きなんだ。
優しい所、生意気な所、素直じゃない所。
全てが好きなんだって。



「・・・ん」


「起きたのかな?」



爽が起き始めた。
ヤバイな。寝たふりでもしてたほうがいいのかな?