「この前、怪我してたから絆創膏あげたの」 「サンキュ。あの時は」 「うん!怪我治ったんだね」 「ああ。絆創膏のおかげでな」 俺の目に映るのは楽しそうに喋っている二人とビックリして口を開けっぱなしにしている智喜。 そりゃそうだ。 今まで喋らないで無表情だった奴が楽しそうに笑顔で喋ってんだから。 周りの奴らもそれを見てかなり驚いていた。 「虎が笑ってる」 「ああ。笑ってるな」 優衣は本当にずげえ奴だったんだ。 絶対虎は心を開かないと思っていたのに優衣の前では開いている。