「ちょっ!降ろしてよ!降ろして!」 屋上を出て知らない空き教室に連れて行かれた。 私が暴れるとそこで降ろしてくれた。 「なんなの?私、チビと話してたんだけど?」 「お前はチビと付き合うのか?」 「付き合うって・・・」 まだ考えてなかった。 けど、チビは友達以上に考えられないよ。 「チビは友達だよ。それ以上でもそれ以下でもない」 私が爽に向かってそう言うと、安心した顔をしながら私に笑顔を向けた。