後ろには心が走って来た。

「お前勝手に行くな!!」

心は私の腕を掴み走り出した。





何分…何時間さがしても健太は見当たらない。

最後の手段………。

私はおもいきって健太の名前を大声で呼んだ。

……………無理だね…。
「そこまでするのかよ…恥ずかしくないのかよ……」

『ハァ?今そんなこと思うわけないじゃん!!』
…………っヤバイ!

ついカァァァってなっちゃった。

「死ぬわけじゃねぇんだし大丈夫じゃね?」

『本気で言ってんの??』

私は怒りが迫ってきた。
「あぁ………」

心の言葉を聞いた途端私の怒りは頂上に着いた。
『私の大切だった人…失いたくないじゃん!!!心には関係ないかもしれない!でも私には大切な人なの!!!』